昨日、初めて「公証人合同役場」に行ってきました。

Img_0139

ここは、特定の契約などの証明力を高める公正証書を作る場所です。

今回は、ある檀家さんと「任意後見契約」を結ぶために訪れました。これは、その檀家さんが、認知症になるなど自分のことができなくなったときに、代わりに入院代の支払いなどをする権利を与えてもらうための契約です(少し語弊がありますがだいたいこのようなことです)。

あくまで、自分のことができなくなられて、特定の手続きを踏んでから効力が発揮しますので、今すぐ何かさせてもらうということではありませんが

この檀家さんは身寄りがない方ですので、「最期」のことも含めてのお話をしています。

ですから、この契約を結ぶだけでも、だいぶ将来についての不安を和らげたことと思っています。

このような契約を結ぶことは、今年のお盆から始めた「エンディングノートや永代供養に関わる制度http://dairyuji.net/tomb.html」の一環として、当初から想定していたことで、この制度も少しずつ動き出してきたと感じています。

この契約は、何より「檀家」と「住職」の信頼関係により成り立つものです。互いに、「後のことを頼みたいと思われる住職」であり、「後を看てあげないと思える程お寺のことを熱心にされている檀家」である必要があります。

そういう意味で、今回、契約を結べたことは今までやってきたことの一つの評価と考えてもいいかなと思っています

後継ぎがないなど将来に不安を抱えておられる方とのお話ですので、頻繁にあってほしいことではないですが、現実的には、このようなケースは今後ますます増えてくると思っています。

そいう事態にしっかり対応できるようにしておかなければならないですし、これからの僧侶の一つの役割として(昔は、そもそもこのような存在だったと思いますが)、お坊さん一人一人が認識しておくことだと思っています。

これからの時代の「人の看取り方」を考える上でも、一つの大きな出来事でした。