昨日は、二十四節気の一つ、大寒でした

暦の上で、もっとも寒さが厳しくなる日。

先日、告知させて頂きましたとおり、大寒の日に合わせて、「寒修行」を行って参りました

お坊さん2人と、護国寺様、大立寺の檀信徒の方、合計7名で歩いて参りました。過去最高の人数でしたやはり多くの方と行えるというのは、清々しく有り難いものです

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昨年雨天で中止となり、今年ももしやと思わせるような曇り空でしたが、最後まで何とか持ちこたえ、休憩含め往復約90分の行脚を無事行えました

護国寺様から大立寺まではほぼ上り坂が続くコース。

団扇太鼓をたたいて、大きな声で「お題目」を唱えながら、歩いていくと、着く頃には汗ばんでおりました

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この「唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)」を行う寒修行は、「お題目」を耳にする一般の方々に、「お題目」との縁を結んで頂くための修行です。

少し難しくなりますが、私たちは、法華経・お題目という「生き方の術」を、すべての人々に伝え、実践していくことを目的として活動しています

この目的のため、一番初めに行う「きっかけ作り」が「唱題行脚」です。私たちにとって最も大切な修行といっても過言ではありません。

ですから、「大寒」の時だけでなく、本来、常々行うべき修行です。しかし、「日々の法務に追われて」と甘えて、この時だけになってしまっているのが現状です

私の祖父「日忍上人」は、30年以上に渡って「毎日」を、実践された方です。

「当たり前のことを当たり前のように行う。」

これがなかなか出来ません。ホントに偉大な先師だと思っています

恥ずかしさや申し訳なさも感じながら、少しでも良い「手本」に近づけるよう精進せねばと奮い立たせながら、一生懸命、修行させて頂いた「大寒」の夜でした