昨日のお天気とはうってかわって、今日は一日しっぽりと雨が降りましたね。
昨日は、春を感じる陽気のなか、春季彼岸会施餓鬼法要をお勤め致しました。
法要の最後には、東日本大震災物故者の方々の第七回忌のご回向もさせていただきました。 

外に出やすい気候もあってか、昨年よりも参拝者が増え、法要のたびに少しずつその顔ぶれが変わってきて、徐々にですが世代交代がいい方向に進んでいると感じます

欲を言えばキリがなく、過ぎ去った昔に思いを馳せても意味がなく、『諸行無常』は如何ともしがたい”理”で、しっかりと移ろい行く現実を受け止めていかないとと反省するお彼岸です
こういう自省こそがお彼岸に行う仏道修行で、お題目『南無妙法蓮華経』の実践なのだと思います。

法要後は、先日の東北での慰霊行脚・法要出仕の報告を致しました
『信仰』がそうであるように、「常に絶やさず続けていく」ことがとても大切だということを、自らの東北での実感とともに、日蓮聖人の御遺文『上野殿御返事』の一節も引きながら、お話させていただきました。

「或いは火のごとく信ずる人もあり、或いは水のごとく信ずる人もあり。」
熱しやすく冷めやすい火のような信仰ではなく、途切れず大河のように持続する信仰が尊いと仰ったお言葉です。”水のごとく”です。
 
その後、ペット墓などこの数ヶ月の報告とお寺の会計報告をして、
この法要を機に新たに始めることにしました『信行会』のお知らせをしました。
 
不定期で、まだ一回目の日時も決まっていませんが、唱題行や書写行、団扇太鼓の練習を行い、その後短い時間ですがサロン形式でおしゃべりをするという会になればと考えています。御供えや参加費等は不要で、檀信徒未信徒問わず、誰でも来ていただきやすい会にしようと思っています。

それで、私の方も気楽に開催できるように、ご案内を簡易化しようと、パソコンか携帯電話のメールアドレスを登録してもらくことに致しました。あくまでメールができる環境にある方だけですので、メールアドレスの登録をされない方も含め、基本的にはこれまで通り、ご案内をポストに投函させていただく予定はしております。

昨日の法要に来られなかった檀信徒のみな様には、これから随時、直接お尋ねしていこうと思っております。このブログをご覧下さっている檀信徒の方で、昨日来られなかった方は、dairyuji@gmail.comまでお名前だけ添えて、メールいただけたらと思います。
 また、このブログをご覧下さっている一般の方で、信行会等の連絡が欲しいという方は、同じくdairyuji@gmail.comまで、お名前と連絡が欲しいという旨を添えてご連絡下さい。

暑さ寒さも彼岸まで。これから色々なものが芽吹いてきます
少しずつではありますが、お寺としてもこれから新しいことを始めていこうと思います
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