昨日、今年最後の法要、『像師会(ぞうしえ)』を無事にお勤めすることができました。
グッと気温が下がるとの予報でしたが、午後からは晴れて、思ったほどは寒くもならずお参りしやすい日となりました
像師会は、京都に法華経を弘められた日像上人に報恩感謝を伝える法要。今年は、第675遠忌でした。
どうしてもお盆やお彼岸のようにとはいきませんが、それでも多くの方に参拝いただき、皆でたくさんお経とお題目を供養させていただきました。
法要後は、ご案内のとおり、ご近所の護国寺様から上田上人にお越しいただき、法話を拝聴致しました
『人の器量を信じる教え』と題して、法華経に説かれていることを分かりやすく説明しながら、法華経のエッセンスをご教示下さいました。
個人的には、法華経はどこまでも「おせっかいな教えだ」というお話がとても心に響きました法華経の実践とは、菩薩行(他のために施す行)の実践です。この行は、「してあげた」と思ってするのではなく、「させてもらった」と思ってする行です。これを「おせっかいな」というのは言い得て妙だなと思いました
そして、今回のポイント。法華経は「仏さまの方が」私たちを信じて下さっているお経だということでした。ここが、法華経の、他のお経にはない最もすごいところです。私たちが信じる前に、仏さまが、まず私たちを信じて下さっている。私たちは皆違うけれども、どんな人でも必ず成仏できると。これほど無条件な思いやりはありません。これが「大慈悲」というものです。
文章にすると小難しいですが、このようなお話を分かりやすく噛み砕いてお話して下さいました。
甘酒も美味しくいただいて、今年もすべての法要が無事に終わりました
気付けばもう年の暮れ後手後手にならないように、しっかりと新年を迎える準備をしていこうと思います