今年のお盆も16日の盂蘭盆施餓鬼法要にて、しっかりと終わりを迎えてはいたのですが、
お盆の終盤に、お別れの多い一年を象徴するように、長年、筆頭総代を務めていただいた方が亡くなられ、その後休む間もなく、小中学生向けのお寺でのサマースクール『修養道場』のお手伝いに行き、気付けば、オリンピックまで終わっていました
先月のお墓洗いからアッという間の1ヶ月でした。短くも長ーい1ヶ月でしたが、すべて無事に終われたのは何よりでした
◇盂蘭盆施餓鬼法要
今年も初盆の方が多く、多くの方々にお参りいただいて盂蘭盆施餓鬼法要をお勤めすることができました。
そして法要後には、お盆は「自分の」だけでなく「他の」諸精霊・先祖さんまで供養することに意味があると重ね重ねお伝えし、日蓮聖人の『兄弟鈔』という御遺文を用いながら「夫婦の絆・身近なところからの信仰」についてのお話をさせていただきました。
初盆の方が多かったことで、お参りされる方の顔ぶれが次の世代に変わっていっているのがとても印象的で、一抹の寂しさも感じましたが、「継承」されていることは誠に有り難いことだと受け止めておりました
と同時に、今後は「継続」がカギになると感じておりました…
◇修養道場
『修養道場』は、私が所属する京都日蓮宗青年会の夏の恒例行事で、今年で第46回目。46年間続いております
今年は私が会長をしておりますので、いつも以上にプレッシャーのかかる3日間となりました
過去最多、41名の参加者と寝食を共にし、肝試し・花火大会という楽しいイベントも行いつつ、食事作法や掃除の仕方から仏教・日蓮宗の基本的な教えまで幅広く指導を致しました。
特に、キャンプ場で行った「魚のつかみ取り→自分で串刺し→焼いて食べる」という経験は、「いのち」をいただいているということを実感してもらう良い機会となったと思っております
暑さ厳しいなかで、私自身は心身共にバテてしまいましたが、子供たちはみな大きく体調を崩すこともなく修了してくれました
色々と予期せぬ事態も起こりましたが、多くの青年僧、高校生・大学生ボランティアの無私の支えのお陰もあって、充実した良い3日間となりました
こちらも会員の減少が深刻で、「継続」が困難になりつつある状況下ではあるのですが…
「準備」と「経験」で、何とか走り抜けることができた1ヶ月でしたが、今後の「課題」もはっきりとした1ヶ月となりました。これからしばらくはお盆等の残務をこなしながら身体を休め、お彼岸の準備が始まる前に少しだけでも「課題」について考えてみようと思っています。
とりあえず、体調を崩すことなくここまで無事に終わって、良かった良かった
ひとまず、お疲れ様でしたm(_ _)m