ロンドーBLOG

~大立寺お寺内サークルブログ~

このブログは、主に大立寺内サークル『ロンドー』の活動について書いています。
このブログについて詳しくは、『ごあいさつ』をご覧下さい。
また、大立寺については、ホームページがありますので、http://dairyuji.netをご覧下さい。
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2017年03月

いい御縁がありますように(笑)

一昨日まで、今年も書道展に作品を一つ出させていただいておりました。

毎年、思い付きで字を決めて、その言葉のイメージでどのように書くか決めているのですが、それを簡単に許してもらえる先生に感謝しております。フリーダム万歳(笑)

今年は、そろそろいい御縁がありますように、
ということでもないんですが(笑)
「縁」という字を書かせていただきました。

この「ロンドー」もそうですが、色々なものが不思議なご縁で繋がって輪になっていくことが好きな私ですので、「縁」を大きく丸く書いてみました 

これは全紙の半分ですので、結構大きなサイズです。筆も持っている一番大きなものを使い、ノビノビとかつ繊細に書いたつもりです。いかがでしょうか?
画像が小さくて分かりにくいかもしれませんが、 つくりの方の下のハネが丸く上に綺麗に上がっているところが見どころかと思います
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ちょっと禅寺のように、床の間にでも飾ってみようかと思っていますので、お寺にお越しの際は是非ご覧下さい~。 

水のごとく

昨日のお天気とはうってかわって、今日は一日しっぽりと雨が降りましたね。
昨日は、春を感じる陽気のなか、春季彼岸会施餓鬼法要をお勤め致しました。
法要の最後には、東日本大震災物故者の方々の第七回忌のご回向もさせていただきました。 

外に出やすい気候もあってか、昨年よりも参拝者が増え、法要のたびに少しずつその顔ぶれが変わってきて、徐々にですが世代交代がいい方向に進んでいると感じます

欲を言えばキリがなく、過ぎ去った昔に思いを馳せても意味がなく、『諸行無常』は如何ともしがたい”理”で、しっかりと移ろい行く現実を受け止めていかないとと反省するお彼岸です
こういう自省こそがお彼岸に行う仏道修行で、お題目『南無妙法蓮華経』の実践なのだと思います。

法要後は、先日の東北での慰霊行脚・法要出仕の報告を致しました
『信仰』がそうであるように、「常に絶やさず続けていく」ことがとても大切だということを、自らの東北での実感とともに、日蓮聖人の御遺文『上野殿御返事』の一節も引きながら、お話させていただきました。

「或いは火のごとく信ずる人もあり、或いは水のごとく信ずる人もあり。」
熱しやすく冷めやすい火のような信仰ではなく、途切れず大河のように持続する信仰が尊いと仰ったお言葉です。”水のごとく”です。
 
その後、ペット墓などこの数ヶ月の報告とお寺の会計報告をして、
この法要を機に新たに始めることにしました『信行会』のお知らせをしました。
 
不定期で、まだ一回目の日時も決まっていませんが、唱題行や書写行、団扇太鼓の練習を行い、その後短い時間ですがサロン形式でおしゃべりをするという会になればと考えています。御供えや参加費等は不要で、檀信徒未信徒問わず、誰でも来ていただきやすい会にしようと思っています。

それで、私の方も気楽に開催できるように、ご案内を簡易化しようと、パソコンか携帯電話のメールアドレスを登録してもらくことに致しました。あくまでメールができる環境にある方だけですので、メールアドレスの登録をされない方も含め、基本的にはこれまで通り、ご案内をポストに投函させていただく予定はしております。

昨日の法要に来られなかった檀信徒のみな様には、これから随時、直接お尋ねしていこうと思っております。このブログをご覧下さっている檀信徒の方で、昨日来られなかった方は、dairyuji@gmail.comまでお名前だけ添えて、メールいただけたらと思います。
 また、このブログをご覧下さっている一般の方で、信行会等の連絡が欲しいという方は、同じくdairyuji@gmail.comまで、お名前と連絡が欲しいという旨を添えてご連絡下さい。

暑さ寒さも彼岸まで。これから色々なものが芽吹いてきます
少しずつではありますが、お寺としてもこれから新しいことを始めていこうと思います
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101歳おめでとう♪

3月12日は、おばあさんの101回目の誕生日でした
日曜日で少し忙しくしていたので、お祝いに行くのが夕方になってしまいました。

既に施設の方にお祝いしていただいていたようで、いつも施設の皆さんと過ごしているスペースがお誕生日モードに綺麗に飾られていました

私たちが着いたときは、プレゼントでいただいた花の絵入りの日記を書いているところでした
最近、少し親族の顔と名前が分かりにくくなってきましたが、それでも「絵日記」書くくらい、まだまだ元気です

誕生日ケーキもいただいたようで(たぶんチョコレートケーキ。唇にちょっと付いていました(笑))、お腹いっぱいで、私たちが持参したケーキは食べられなかったのですが、「夜のおやつに食べるし、冷蔵庫しまっといて」と言えるほど、食欲も旺盛です(笑)

やっぱり元気に長生きが一番ですね
おばあさん、101歳おめでとう~
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東北に行って参りました(2日目)

昨晩降った雪は積もることもなく、いい天気で2日目の朝を迎えました。

先輩のお上人の御縁で、昨晩の決起集会に参加されていた神奈川の日青会様のレンタカーに同乗させていただくことができ、朝9時に仙台市から石巻市の法音寺様を目指して出発しました。

途中、石巻市のふれあい市場と石ノ森萬画館に立ち寄りました。
ふれあい市場は、震災後、ガレージ跡を利用して作られた青空市場でしたが、現地に着くと昨年に営業を終了したとの張り紙がされていました。これは、復興が進みそれぞれの店舗で営業ができるようになったからなのか、理由ははっきり分かりませんでしたが、良いことだと思いましょうということになって、その場を後にしました。
石ノ森萬画館は、宮城県出身の石ノ森章太郎の、シャッター街となった石巻市街地を活性化させようという構想に端をなし、2001年に完成しています。11日は土曜日ということもあり、萬画館やその近くの公園は小さな子どもたちでいっぱいでした。お土産用のコップに書かれた「今こそみんながひとつになるとき」という言葉が印象的でした。
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11時半頃に、無事に法音寺様に到着しました。法音寺様は、小高い山の中腹にあり、震災当初は避難所になっていたお寺です。ご住職に挨拶し、当時避難されていた方が生活されていた大きな庫裡のお座敷で、昼食をご馳走になりました。
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ここでの七回忌法要には、神奈川、北海道、京都から20数名の青年僧が集まりました。
12時半から法要の打ち合わせをし、京都の2名は、恐れながら、金座と木番を勤めさせていただくことになりました。

本堂いっぱいに遺族の方、檀信徒の方が集まり、13時半より東日本大震災七回忌法要が始まりました。法要が始まる少し前からは、震災当日と同じように雪がチラチラと降っておりました。

震災犠牲者約15000人のうち約4000人が石巻市で亡くなられ、そのうち約600人が法音寺様のある地域で亡くなられ、そしてそのうち55名が檀信徒の方だったということでした。
6年前に思いを馳せ、「共苦」の思いをもって、法華経・お題目をお唱えし、すべての犠牲者への慰霊とすべての地域・人々へ復興祈願をさせていただきました。

14時15分頃に法要を終え、すぐに道服に着替えて、実際に大きな被害のあった場所に建立された慰霊塔「久遠の祈り」へ移動しました。
実は、この法要への参加は、この「久遠の祈り」の建立が縁となっています。三回忌の折に神奈川のお上人がこの慰霊塔を建てることを目指し行っておられた募金活動に賛同させていただいたことから始まっています。

14時半頃から法要を始め、14時46分、一度法要を止め、防災アナウンスのサイレンが鳴り響くなか1分間の黙祷を捧げました。
その後、法要を再開し、堂内と同じく慰霊と復興祈願をさせていただきました。
法要の終わりには、雪が止み、少し日がさしていましたが、それでも強い風が吹く寒い中、こちらにも多くの方々が訪れ、お焼香をされていました。
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すべての法要が終わった後、海岸を少し自動車で回ってもらいました。
建造物を建ててもよいとされている地区でも、三回忌の時よりは家や工場が建っていたものの、草がぼうぼうになっている土地も目立ちました。
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海岸沿いにはおよそ5メートルの防波堤が今なお建設中でした。ずっと遠くまで続くその光景は少し異様に感じましたが、この6年間という時を感じることができました。
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帰路も、神奈川の日青会様にお世話になり仙台へ。17時半に到着し、仙台駅でお土産を買い、夕食を済ませ、いざ京都へ。新幹線を乗り継いで、23時半、無事に帰宅することができました。

確かに復興は進んでいるように感じましたが、物理的にも、精神的にも、まだまだ元に戻るにはほど遠いと感じました。
半額補助が下りるということで工場を作っても、働き手が確保できないらしく、半数は外国人ということでした。阪神淡路大震災の6年間での驚くべき復興と比べれば、だいぶ遅れていると思います。範囲が広大であったこともありますが、都市への人口一極集中、地方の過疎化、そもそもの日本人口の減少と、日本全体が抱える問題が、ここにも大きく立ちふさがっているのだと思います。

私たちができることは、まずは、忘れず「共にある」という認識を持ち続けることだと改めて思いました。これからも、絶やすことなく、供養と祈りを捧げ続けていかなければと心新たにした2日間となりました。

南無妙法蓮華経

東北に行って参りました(1日目)

今年の3月11日で、東日本大震災から丸6年が経ちました。
3回忌以来東北へは行けていなかったので、この七回忌を機に現地で、慰霊と復興祈願をさせていただこうと、3月10,11日の弾丸日程で、福島と宮城へ行って参りました。

10日は、朝5時半に京都を出発し、新幹線と特急を乗り継いで、福島の青年会主催・全日青共催の復興慰霊行脚に参加すべく、福島県いわき市の安立寺様に向かいました。
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お昼前に到着し支度をして、13時よりまずは本堂内で、七回忌追善供養の法要と震災復興と原発事故終息の祈願を行いました。
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京都からは先輩のお上人と二人だけだったのですが、全国から定員40名を大幅に越える60名の青年僧が出仕し、それぞれの想いを強く感じながら法要に臨むことができました。会場となった安立寺様の檀信徒のみな様も、とても喜んでおられるようでした。
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それから、記念撮影を済ませ、13時半より約1時間15分を掛けて、震災当日津波が押し寄せた小名浜というところを目指して、市内を約3キロ唱題行脚させていただきました。時折春の日差しが感じられましたが、冷たい強い風がずっと吹いておりました。

平日の昼間、ひっそりとあまり人の通らなさそうな国道や細い路地に、団扇太鼓と唱題の声を聞きつけた方々が何人も外へ出てきては手を合わせていただきました。

小名浜に到着後、海辺に祀られた祭壇に向かって、読経・唱題を行い、祥当の14時46分にあわせて全員で黙祷を捧げました。

津波が襲った場所にはイオンモールの建設が進み、色々な施設が新しくなっていました。しかし、この地域でも、福島原発からは約70㎞の場所。行脚の帰り、福島日青会の方が「ハード面での復興は進んでいるものの、人々の心の傷が癒えるまでにはまだまだ支援が必要」と仰っていたのが強く心に残りました。

ちなみに、当日は、NHKが取材に来ており、記事にしてもらっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170310/k10010906411000.html

安立寺様に戻るや、翌日3月11日、宮城県石巻市でのまさに七回忌の法要に参加するため、早々に宿泊地の仙台市へ向かいました。電車が遅れるというアクシデントもありましたが、”スマホ”の力を駆使して、無事に19時には仙台市のビジネスホテルに到着しました。

それから、翌日の法要参加者の決起集会に合流し、都会を舞う雪を見ながらホテルに戻った後はすぐに床に就きました。
(2日目に続く)

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